住まいの広告とは 不動産の広告 不動産広告は、特別で難しい。だからこそ、シンプルに考える。 不動産広告が特別な領域とされる理由。 一般の商品広告とは異なることが多いとされる不動産広告。そもそも不動産とは、土地・建物のことであり、住宅・ビル・商業施設をはじめ、その用途は多岐にわたります。住宅だけをみても、新築・中古、分譲・賃貸、マンション・一戸建、など種類はさまざま。そんな不動産において、私たちが携わっているのは主に住宅の分野。なかでも、新築分譲マンションの広告制作に特化しています。とりわけ新築分譲マンションの広告は、下記の特長から、広告業界でも特別な領域だとされています。 不動産広告の特長 ● 不動産は、人が購入する最も高額な商品と言えます。 ● その最も高額な商品にもかかわらず、分譲マンションは購入時に実物の住宅が存在しないケースがほとんどです。 ● 同じ新築でもハウスメーカーの住宅とは異なり、分譲住宅は立地・建物・部屋など1物件(厳密には1戸)ごとに異なります。 ● 分譲住宅の購入要因は、場所や立地によるところが大きく、「立地8割」とも言われます。 ● 購入要因が場所や立地によるため、非常に限定された商圏となります(いわゆる「地域商品」)。 ● 地域商品にもかかわらず、新築分譲マンションは巨額の事業費(数億円~数百億円)が投資されます。 ● 広告の作成や実施にあたっては、法律や規約など、定められたルールを守らなければなりません。 ● 不動産広告の規約のなかで、最もルールが厳しいのが新築分譲マンションだとされています。 不動産広告は、人を、暮らしを想うこと。 この特別な不動産広告は、購入者にとっても事業者にとっても一大プロジェクトであり、1物件ごと・1戸ごとに立地性や商品性が異なり、しかも実物がない商品だから、その広告にはとても高いハードルが求められています。不動産特有の知識、物件ごとに異なる市場認識・課題解決・独創的なクリエイティブ、たえず変化する時代感覚や顧客ニーズ・・・これらすべてを集約させてつくる広告に、専門性が不可欠であることは言うまでもありません。でも、私たちは、不動産の広告をつくるにあたり、できるだけシンプルに考えることを大切にしています。「そこに住むのは、どんな人だろう?その人に、ここでの暮らしを、どんなふうに伝えるべきだろう?」・・・これだけを、とことん想うこと。とことん考え、とことん言語化し、とことんビジュアライズしていくこと。これまで30年を超える経験から、それこそが、いい広告につながる何よりの近道だと感じているからです。そして、その「人を、暮らしを想う」という普遍的なテーマに向きあいつづけることが、きっと、あらゆる業種の広告制作に通じていく、と私たちは信じているからです。